ドミニク・ローラン ジュヴレ・シャンベルタン 1er クロ・サン・ジャック VV [2016]750ml
ドメーヌの栽培は全て有機農法。
肥料なしの畑は、生産を安定させ当初よりずっと進化しています。
またヴィエイユ・ヴィーニュ(古木)の壮大なアペラシオンから自作の樽の使用など、まさに"オートクチュール"なワイン造りをし続けるドミニク・ローラン。
ドミニク・ローランが創業当初から同じ生産者の元からリリースしている黒ラベルを冠したジュヴレシャンベルタン・クロ・サン・ジャック。
この銘柄は年によっては特級畑以上の評価を受ける等、スバ 抜けた品質を誇るプルミエクリュとなっています。
●ドミニク・ローラン氏のコメント 「“ドイツの田舎っぽい貴族”の性格を持つクリュのハーモニー。
つまりは極端に田舎風で独特のタイプなのです。
このクリュでクリマの表現の極みを持つものをテイスティングすると、ブルゴーニュのコート・ド・ニュイやジュヴレのクロ以外ではこのようなワインは造れないことを確信し、納得させられる」。
VINOUS92-95 ポイント Bright ruby-red. A sexy note of animal reduction to the aromas of black raspberry and salted butter. Fat, silky and sweet; this hugely rich, deep version of Clos Saint-Jacques has the texture of liquid velvet. Today the wine's underlying dark berry and dark cherry fruit flavors are overshadowed by a wild gamey complexity. This very full Clos Saint-Jacques finishes impressively long and surprisingly gripping, with its totally ripe tannins buried in fruit. I might have picked this blind as a 2015. Stephen Tanzer. Tasting date: January 2018 ドミニク・ローラン 2016ヴィンテージの総評 “素晴らしいが、一筋縄ではいかなかったヴィンテージ” 2016年という年にタイトルを付けて具体化すると、私なら“女性的”という言葉を選ぶ!男性にとって女性は理解不能でミステリアスな魅力的な存在だが、その美しさがあるからといってでは何をやっても許されるわけではない。
2016年はブドウ栽培者にとって(語弊を招く言い方かもしれないが)正に魔性の女性的である…時には収穫を全滅させるほどの壊滅的な早霜、有害なカビの発生、気まぐれな天候!このヴィンテージを描写すると、まるで欲深い女性のことを話す男みたいに聞こえるだろうが、実際こんな厄介なヴィンテージについて話すのは容易ではないし、まったくと言っていいほど偉大なヴィンテージワインが存在する年ではない。
なんとも散々な書き方だが、これら悪の分身によって、ワインの生産量は下がり、村によっては10〜30%の価格上昇となってしまった。
緊迫状態と破滅的な影響はグランクリュではより深刻である。
この欠乏した状況にあって、私たちは土地にしっかりと根付いており、ブドウ栽培者とも関係を築いているため、十分なワインの割当て量もあり、早期に取り決めた適切な価格、すなわち予め料金を支払ったワインもあったので、うまく切り抜けることができたのだ! 幸いなことに、この打撃を受けたヴィンテージの品質とスタイルは、偉大な2015ヴィンテージのいくつかのクリマを超えるものとなるだろう!2016ヴィンテージは最もイレギュラーだ。
ヴォーヌ・ロマネでも特別で極めて稀なものとなり、モレ・サン・ドニも同様だろう。
(これはあくまでも私の意見ではあるが) 2016ヴィンテージは、2015よりもさらに魅力的で、同時に香り高い。
この仮説は我々も含め被害を受けたドメーヌに言えるものだ。
よく出る質問を予測するために、ヴォーヌ、ジュヴレ、ボーヌ、ヴォルネイのグレートヴィンテージを思う。
マルサネは約80%が霜害を受けたが、生き残ったブドウは素晴らしい出来だ!極めて稀なブルゴーニュブランも同様に、たいへん美味だった2015ヴィンテージと互角のものとなるように思われ、また、アルコールも適切なため、皆さんのカーヴでも貴重なものとなるだろう。
ピノ・ノワールはアルコール度数が一般に13度だが、2015ヴィンテージよりも1度低く、おそらくこれは2016ヴィンテージの優れた点だ。
Dominique LAURENT / ドミニク・ローラン1956年生まれ。
洋菓子職人から転身し、ブルゴーニュ・ワインの黄金時代を手がけた偉大なる醸造家たちから伝統的なワインつくりを独自に習得し、1988年わずか32才にしてのネゴシアン業をスタートさせました。
ローラン氏のこだわりは、ヴィエイユ・ヴィーニュの使用(50年以上が基準)、自作の樽(マジック・カスク)へのこだわり、最小限の亜硫酸の使用、ノンフィルターなど近代的な技術に頼らない自然で伝統的な醸造法にこだわり、今ではブルゴーニュでも5本の指に入る醸造家に昇り詰めました。
ロバート・パーカーの最新「ワイン・バイヤーズ・ガイド第7版」にて★
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(最高)の評価。
ブルゴーニュ赤ワインの生産者でネゴシアンとして5つ星を獲得しているのはドミニク・ローランを含めて僅か3軒です。
DOMAINE LAURENT PERE ET FILs / ドメーヌ・ローラン・ペール・エ・フィスブルゴーニュ屈指の醸造家として知られるドミニク・ローランが2006年に息子ジャンと始めたドメーヌ。
息子ジャン・ローランはモンペリエの醸造学校で醸造学を専攻。
6年前から父ドミニク・ローランの元で働き始め、現在はドメーヌのワイン造りを担当しつつ、家族だけに伝えられるドミニク・ローラン秘伝の醸造スタイルを継承しています。
栽培は全て有機農法。
毎年少しずつ買い足される畑の選定基準は樹齢が古いこと。
樹齢80年程の古樹が中心です。
ぶどうは除梗せず全房発酵され、瓶詰めまでSO2は添加せず、補糖は一切行いません。
ネゴシアンのワインは平均2年間樽熟成をしますが、ドメーヌの樽熟成期間は1年間という短期間の熟成。
樽より瓶熟成の方がゆっくり熟成する、という理由からです。
2009年からは待望のクレマンとクロ・ド・ヴージョ、エシェゾーといったグランクリュなどがラインナップに加わり、畑は現在約9haを所有。
「グランクリュシリーズのラベルについて」50年前にブルゴーニュで流行ったスタイルのラベルだそうです。
何故そのラベルを採用したのかと言うと、ドミニク・ローランがその「ブルゴーニュの黄金時代」と言われるワイン造りのスタイルを目指しているから。
特にこのラベルがお気に入りの様ですが、昔からの黒ラベルも捨てがたいとのこと。
今でもラベルは、すべて手張りだそうです。
「アンティークスタイルの重厚瓶(ヘビーボトル)へのこだわりについて」ドミニク自身が、20年以上保存出来ると判断した上質ワインには、重く厚みがあって底が深いボトル(通称:ヘビーボトル)に入れています。
実は、ドミニクのこだわりは、ヘビーボトルではなく、”コルク”にあります。
上質で長いコルクを使うためには、通常のボトルでは、コルクが長すぎでワインに触れてしまう為、ヘビーボトルを採用しているそうです。
ボトルもコルクも通常のものよりコストも高いのです。
- 商品価格:24,387円
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